通院なし!薬を使わずに3ヶ月ほどで鬱を自力で治した方法(4)~瞑想~

鬱の人は反芻思考を繰り返しやすい状態になっています。

反芻思考とは同じことを繰り返し考えてしまうこと

 

私自身の体験としても

 

「死にたい、死にたい死にたい」

「自分ってダメな奴だ、ダメだ、欠点しかない」

「きっと周りからこういう奴だって思われているに違いない……」

 

とネガティブな思いを繰り返し頭の中に浮かべたり

前の職場での嫌な出来事を繰り返し思い出したり。

 

同じ映画のフィルムを短時間で

繰り返し流しているような感じになっていました。

 

鬱になると反芻思考になるし

反芻思考が常習されていると鬱になりやすくなる。

 

 

反芻思考を止めるには

瞑想や、自分の思考を吐き出す筆記開示などの方法があります。

 

筆記開示は前回の記事で扱ったので 


今回は瞑想について取り扱いたいと思います。

 

瞑想とは

意識を一点に集中させる精神統一法のことです。

 

意識を一点に集中させる?

どこに?

 

っていうと色々ありまして。

 

呼吸や体の感覚、自分の思考など色々あります。

 

反芻思考の状態は

意識が次々に思い浮かぶ思考や情景に向かっている状態。

一点ではなく意識が散漫になっている状態ですね。

 

そのため

脳は常に稼働している状態になっているために疲弊してしまう。

疲弊しているからストッパーがかからずに雑念が次々と襲いかかってくる。

雑念が次々に襲いかかるから脳が疲弊し……。

 

意図的に意識を一点に集中させることによって

この悪循環を断ち切ることができるんですね。

 

 

今回は呼吸瞑想をピックアップして

ご紹介したいと思います。

 

  1. 目を閉じる
  2. ゆっくりと鼻で呼吸をし始める
  3. 吸う息に意識を集中する
  4. 吐く息に意識を集中する
  5. 3、4を繰り返す

 

これだけです。

呼吸瞑想はただひたすらに呼吸に意識を集中させます。

 

集中しやすいように

静かな場所を選んだり

吸うときの鼻の涼しい風に意識を向けたり

吐くときの鼻の温かい風に意識を向けたり

などなどのコツもありますが。

 

ようは一点に意識を集中させるということに注力すれば良いんですね。

 

そしてここが一番の要(かなめ)なんですが

 

瞑想は

それた意識を戻したときに脳が鍛えられるんですね。

 

だから

「自分はずっと集中できなくてダメだあ……」

「なんて集中力がないんだろう……」

なんて悩む必要はないんです。

 

むしろ初心者で意識がそれやすい人ほど

効果を発揮しやすい

それが瞑想なんですね。

 

この瞑想を続けていると

脳の活動が沈静化して落ち着くだけでなく

実際に脳の形が変化するらしいんですね。

 

だから

一時しのぎでメンタルを落ち着かせる方法なのではなく

脳自体が変化を起こすので

ベースとして

メンタルが安定する

集中力が上がる

などなどのうれしい効果を得ることができるんです。

 

鬱になっている人は

実際に脳の前頭葉という部分や海馬が小さくなっているようです。

 

前頭葉は集中力や理性を司り

海馬は記憶を司っているところ。

 

だから鬱の前兆として

注意力が散漫になってケアレスミスが増えたり

ネガティブな感情に襲われやすくなったり

物忘れが増えたりします。

 

これを防ぐためにも

瞑想はとても良い方法。

 

 

ちなみに私自身の場合は

鬱真っただ中のときの瞑想のことを知り

試しはじめたのですが

1分も続けることがしんどかったんですね(笑)

 

それくらい集中力が落ちていて

自分をコントロールできなくなっていた。

 

だから一日5分やろうと最初に決めても

それすら難しかったので

深呼吸を4回だけ繰り返せばオッケーというルールにしてみたり。

 

鬱のときは

「本当にこんなことやって治るのかよっ(((震」

って感じだったので

なかなか信じてやり続けることも難しかったですが。

 

なんだかんだやり続けて

症状が改善されたので効果はあったのだと思います。

 

と、いうわけで

継続して行うことで

脳の形自体に変化をもたらすため

瞑想はとってもおすすめ!

 

というお話でした。

 

次回の記事は「運動」について取り扱います。

(ぶっちゃけ自分の体験として

諸々の療法をすっとばしてでも運動は効果あるんじゃないかと思ってます)