モラハラの発動条件は「異性」+「親しくなった」ときなのか……? 抑圧感情のなれの果て

この人ヤバイな、と思いながら

関わり続けてしまう人も

そうでもない人も

こんにちは。

 

最近、ダルイな……の原因が朝シャンだったと気づいた管理人です。

夜に湯船に入って寝たら、スッキリシャンシャン!!!

 

※愚痴吐露のような、感情の垂れ流しです。

 

 

あれ……なんかこの人おかしいんじゃないかな……

けっこうやばめのパーソナリティを持ってるんじゃないかな……

と思いながら

「でも会って話すと楽しい人だしな……」

という人が少し前までいたのですが。

 

恋愛関係までにはいってないけれども

若干緊張混じりの仲の良い異性友だちという人。

 

モラハラと断定するまでにはひどいことはされていないのですが

「この人もっと親しくなったらモラハラに化けそうだな……」

と個人的に思っていた人で。

 

その人との関わりがなくなった後で

メンタルを含めて色々ケアしてくれる整体の先生と話していく中で

「たぶん、モラハラ系男のこと好きになりやすいんですよね……」

「まあ、そうだと思うよ」

「え、なんでですか」

「だってお兄さんがそういう男だったから

そういう、自分を傷つける系・支配する系の男の方が慣れているでしょ。

人間は自分にとって良いものよりも、慣れているものに安心感を感じる。

自分に優しくしてくれる人は未知の存在だから逆に怖くなって遠ざけちゃうでしょ」

 

本で読んでいたから知識では知っていたけれど

まさか自分がそこまで根深いものを背負っているとは。

目から鱗

 

同じ屋根の下で

両親と兄たちと一緒に育ったのですが

そのうちの兄一人がいま振り返れば

超絶モラハラ男だったんだな、と

最近になってようやく自覚。

(もう一人も昔はけっこう攻撃的だった)

 

でも、私もこれこれこういう悪い面があったからなあ……

と思っていたのですが

話していく中で

「自分が悪いって思うのが癖になっている」

「自分に非があっても相手がそこまでする理由にはならない」

「怒って良いことでも感情を抑えてるよね」

「腕力で叶わない相手には黙って従うしかないからね」

と。

 

あれ、私自責癖治ってなかったんか……と目から鱗の会。

 

 

 

その人とは何回か連絡して

会ってご飯食べて

ということをしていたのですが。 

 

あるとき、こっちから連絡したときに

1ヶ月か2ヶ月、3ヶ月間か記憶は定かではないのですが

丸々連絡が返ってこないことがあり。

 

「あれ、なんでかな」

と思いながらも

ただの安否確認的なあいさつメールを送っただけだったので

こっちも放置。

そうしたら

向こうから連絡があり。

 

「あ、よかった連絡きたうれしー」

と思いはしたのですが

けれど同時に「ん……?」

と感じる違和感もあり。

 

ここが「ん……?この人ちょっと変じゃない?」

という違和感センサーの始まりでした。

 

まず、数ヶ月前にこちらから連絡した内容についてはまったく触れず

自分の話から始めるスタイルで連絡してきたことで。

 

「あれ……深く考えすぎ、私が過敏なのかな」

「まあ、通知がうまくいってなかった場合もあるし」

と元々対人恐怖や不安症も強くあり

あまり自分の対人感情に自信がなかったので

その違和感は飲み込む。

 

会って話すと楽しかったので

「まあ、別に追及するほどのことでもないか

楽しいしオッケー!!!」

と楽観対応。

 

その後もちょくちょく連絡するなかで

こっちが送ったレスには無反応みたいなことが

ときどきあり

それも「ん……?」と違和感センサーが働きながらも。

 

「いちいちレスするのをめんどくさがる人もいるのかな」

と思い違和感センサーを飲み込む。

 

 

そして次の違和感センサー。

 

そのとき会って話す約束をしていたのですが

待ち合わせ時間直前になって

「先輩に飲みに誘われました」

連絡。

 

「……???」

 

……で?

誘われたから、会うのなしなの、時間ずれるの。

どっちなんだよ、と

しばらく待って確認メールしたら。なしとのこと。

 

さきにした約束があるのに

あとから発生した飲みに参加するか普通?

と思いながらも

自分が以前勤めていたのがブラックだったので

そういう先輩の誘い断れない系の会社だったりするのかな

とそのときは飲み込む。

 

翌日に飲むことになり、実際会ったので

「わざわざ次の日設定してくれたから、いいのかな?」

と思い。

 

 

 そしてまた別の日

ある人(最近出会った尊敬する人)を紹介したいとのことで

3人で会う約束をその人からする。

 

待ち合わせ指定される。

直前で「仕事が終わらなくて残業です!」メールが来る。

 

「……???」

 

……で?

残業になるから

待ち合わせが遅くなるのか?なしになるのか?

どっちなんだよ……。

 

こっちから「なしなの?」と確認して始めて「そう」と返事。

 

言語能力とか客観能力が欠如してんじゃないか?

と心のブラックドアーが開きかけるも

ぐぐぐ、と閉じる。飲み込む。

 

その人から誘われ、大人数の集まりに参加した際

他の人に対しても「連絡不足で怒られてたよねー」と

似たようなことがあったと

笑い話として聞かされ。

 

他の人に対してもそうなら

「まあ、そういう人もいるのかな?」

「尊敬している人にも怒られていたっぽいから治るんじゃないかな」

と思っていたのですが。

 

でも

二人で飲んでいたとき

けっこう初期の頃から

「ん……? この人、人のことちょっと馬鹿にする発言が多いような」

と思ったり。

 

こっちは別にそんな意図ないのに、ちょっとした発言で

「(は? 俺のことできないやつって言いたいのかよ)」

とむっとした態度が垣間見えたりして

「あれ?なんか劣等感が強い人の反応が出てる?」

と思いつつも

数値で測れるメンタルテストでは

「心の強さマックスレベル」と出ていたので

「自分の気のせい?」

と思っていたのですが。

 

 

 破滅のロンドを迎える前の

サシ飲みのときに

相手がけっこうよっぱらった段階のときに

 

「○○(=とある職種名)のヤツらなんてマジクソだしwww」

と発言したことがあり。

 

その発言を聞いた瞬間、内心うわ……とドン引き。

 

とある研究で

酔っぱらったときに出る人格というのはその人の素に近い

という話があり。

酒の力でストッパーが外れて普段隠している素が出やすくなるとのこと。

 

つまり、酔っぱらったときに

そんな発言が出たということはつまりそういうことでして。

シラフのときがそんな感じじゃなかっただけに

ギャップでさらに引き。 

 

あと、言葉の重みを聞く限り

実際その職種の人たちの働きぶりを見たことがなくて

誰かからそう聞いたとか本に書いてあったとか

実体験をともなっていない机上の情報から出た発言だな、と感じ。

 

特定の人たちを馬鹿にしたということはつまり

「自分はすげえやつなんだよ」

ってアピールしたかったんだろうなあ、と。

 

ただ

自分すげえやつアピールする人というのは

実際にはすごくない。

 

実力ない人間や成果を出していない人ほど

他人下げをすることで自分をすごく見せようとする。

 

なんでか自分はすげえと天狗になってしまっているんだけれど

実際には能力も成果もたいしたことがなく

本当は自分すごくないって薄々思って劣等感あるんだけれど

でも俺スゲーと思いあがっているから

言語上だけで俺スゲーアピール。

 

 この人本当は劣等感が強い人なんだな、と引き。

 

さらに、個人的にはけっこうイラァ……としながらも

シチュエーション的には笑えたのが

 

「○○(=とある職種名)のヤツらなんてマジクソだしwww」

 

○○というのが

 

 

 

私の前職だった!!!

 

 

 

「○○のヤツらなんてマジクソだしwww」

「…………」

状態。

 

曹操曹操

じゃないですけど

おどれのディスっている相手が(元だが)目の前にいるぞ、と。

 

 

前職の職種は実際は違うのですが

配属先が○○部署というのでその職種の人たちと働き

その職種の人たちがやっていた業務の一旦を行っていた。

 

その人の前で前職は言ったことはあるけれども

その部署名までは言ってなかった。

当時その仕事ができなすぎて人に言いたくなかったというのもあり。 

 

自分の過去のことを若干馬鹿にされたんだなあとか

仕事ができてかっこよかった先輩が馬鹿にされたようで

怒りゲージがぐぐぐぐぐ、と上がっていく。 

 

「私の前職の配属先○○だったんだけど……」

と言ったらどんな反応するんだ……

と思いながらも

かわいそうだし、若気の至りかな、と思い黙る。

 

なんでその職種をピンポイントでディスったかはわかりませんが

その職種は一応、男性にとっては花形の職業の一つなので

劣等感故なのかなあ、と。

 

 

そして破滅のロンド。

とあるセミナーに参加しないかと誘われる。

だいたいシフトが入っている曜日だったので

確認するので待ってほしいと伝える。

事前に休みの申請を出しておけば休みが取れたので

申請後に行けると連絡する。

「チケット自分がとるんでまかせてください!」

と連絡が来る。

待つ。

前日まで待っても連絡が来ない。

連絡する。

「チケットとれなかったけどその連絡するの忘れてた」

と連絡がくる。

 

「…………」

 

連絡ありがとうメールをかろうじて送る。

わけがわからないまま寝る。

翌日、わけがわからなすぎて己のメンタルを鎮めるために色々苦心して

鎮める。

だが、その翌日怒りがバッコーン!!!

 

心の天秤が完全に振り切れ

ブチギレメールを送る。

返信なし。

 

返信くらい送れよ、と怒りゲージさらに上がる。

 

ただ、当時は自責癖が強かったので

「あんなブチギレメール送った自分が悪かったんじゃないか……」

状態。

自分が感情任せにブチギレて

それを相手に表現したことがショック。

自分が嫌いなタイプと同じことをしてしまった、と自責。

 

 

複数人に意見を聞いたら

「そいつやばい(www)」

「その男は……やばいよ……(ドン引き)」

「相手が全面的に悪いですね(冷静)」

「気持ちを試そうとしたんじゃないんですか(中立)」

「まあ、男女の仲ではよくある話さ(下手な意見言わないどいたろ)」

「だめだねぇその男(人生経験長い年の功)」

 

ただ、いくら客観の意見を聞いても

自責の念やネガティブな思いが、消えず。

 

こっちからも連絡せず。

半年以上音信不通。

 

とある会に参加する。

SNSグループに誘われる。

参加する。

 

その相手がいた!!!

 

ちょうど自分から相手のために行動する

分け与えるのが大事系の話に感化されていた時期だった

まだまだ自責癖があった

ので

自分から

ブチギレメールを送ったことの謝罪と

仲直りしようと連絡してしまう。

 

そうしたら

「お互い水に流しましょう」

メール。

 

問題起こした側から

水に流しましょうって……え?

 

世界の捉え方が尊大すぎて、ふたたびドン引き。

そうやって毎回水に流すから学習能力もクソもなく

同じミス繰り返すんじゃないか……

とふたたび心のブラックドアーが開きかける。飲み込む。

 

自分心が狭いな……と思いつつも

やっぱりイライラが消えず

「なんでドタキャンがそんなに頻発するんだ」

ということをやんわりと聞く。

納得のいく答えが返ってきたら

もう同じミス繰り返さないだろうな、と期待をこめる。

 

返信なし。

 

自責癖が強かったので

「こんなこと聞いちゃいけなかったのか」

と自分を責める。

 

そんな必要ない、といまならわかるけれど。

 

自分の都合の悪いときは返信を返さない。

ドタキャンを繰り返す。

というのはモラハラ気質のある男の特徴にあるそうで。

 

そもそも関わっちゃいけない人間性を持った相手だったな

と文字化して書けば書くほど思う相手のパーソナリティ。

 

会ったときは楽しいし、良い人そうだから

と自分の違和感を信じなかったのがそもそもの間違いだった。

 

 

あと

「なんでもっとがんばらないんすか!?」

「もっとこうすればいいじゃん」

系の

相手を自分の理想通りに持っていこう発言もけっこう見られ。

 

相手を自分の思った通りに動かそうとするのも

たしかモラハラ気質の男の特徴にあった気がします。

 

あと、やたら嫉妬深かったり。

好きな男芸能人の名前を出しただけで露骨に嫉妬。

「え、二次元的世界の存在なのに普通、そこまで嫉妬するか……?」

とちょっと引く。

 

あと、お店で女の子ナンパした、うんたらかんたら系の話を聞かされる。

意図的に相手を嫉妬させようとするのも

ちょっとやばめのパーソナリティの要素としてあると

聞いたことがあります。

自分に興味は持たせてキープはしときたいけど

自分は他所で遊んどく、みたいな。

 

(自分も嫉妬したり、嫉妬させたいなって思い持ってるので

なんとも言えないですが)

 

 

それなのに、なぜかその人と仲直りしよう

また仲良くなろう

という心理に突き動かされ

その後も謎の挙動をしていた自分。

 

色々はハプニングが重なって

強制的に縁切りになれたのでよかったのですが。

 

この、やばいやつだな、関わらない方がいいな

と思いながらも

自分が悪いという自責の思いを抱えながらまた近づこうとする状態。

完全に対人依存症の状態だな、と。

 

 自分の人生の前半生のほとんどを

モラハラ兄と同じ屋根の下で暮らしていたので

そういう系の人間に慣れていた。

 

身近な異性で一番関りが強かったのが

そのモラハラ兄だった。

 

本当は

人に暴言を吐いたりするのは

どんな理由があってもおかしなこと。

 

だけど、それが普通だったから

わからなかった。

 

だから、そういう人間に引き寄せられてしまう。

 

理性でやばいって思いながら

感情(慣れの感覚)で惹かれてしまう。

二つの価値観が相反しているから

離れようとしながらくっつこうとしたり

挙動が変になる。 

 

 

先生曰く

「それって財産だよね。モラハラ男のこと、瞬間的に匂いで感じ取るでしょ。

もう逃げられないって段階まで踏み込む前に気づけるよね」

「ただ慣れている存在だからセンサーが働く分、そっちに惹かれやすいんだよね」

「いまは自覚あるから、だんだんよくなっていくよね」

と。

 

こっちとしては財産というか

負の遺産すぎると思うのですが

良いと捉えることができればいいのかもしれない。

 

自分の前半生に異性恐怖という

多大なる傷痕を残されたのはいまだに腑に落ちないけれど。

 

数年前までは異性恐怖症があって

 

興味本位で行った心理セラピーで

メンタルのビフォーアフターを感じる中で

 

「あれ、私って異性恐怖あったの!?」

とそのときまで自覚していなかった。

 

だから、異性恐怖のない状態での

異性とのコミュニケーションが新鮮で

「え、普通のメンタルで話すってこういうことなの!!?」

とものすごい驚いたのを覚えています。

 

逆にいままでどれだけ強烈な異性恐怖を抱えながら生きてきたんだ

と驚き。

あんなものを背負いながら働いてたらそりゃしんどくなってたよな

とようやく自覚。

 

 ……といった段階でその人と知り合い。

その人とたまたま真向かいの席で話していたのですが

「ああ! 私いままでみたいに緊張していない!

やったー!!! 異性恐怖治ったんだ!!!」

と内心感動しながら会話。

 

年が近くて他にも共通点があったので楽しく会話。

連絡先を交換。

 

「対人恐怖も治ったんだから自分から

色々積極的に対人関係築いていったらいいよね」

「普通に男の人と関われるのはうれしいなー」

「いやでも、私本当に異性恐怖治ってんのか?」

 

など、色々な思いがあり

「自分の対人スキルを上げたい」

「異性恐怖が治っているのかチェックしたい」

とこっちもこっちのご都合で

最初はこちらから連絡をとって

会ってご飯食べて話して、ということをしていたのですが。

 

こっちも関わりの発端が自分都合なので

自分中心の相手に対して全面的に非難はできないなあ

とは思います。

 

異性恐怖治って

色々なことが解決したんだな

と思っていたのですが。

 

メンタルの問題って

一発で全部解決ってものじゃなかったんだな

と実感。

 

自覚なしの異性恐怖の歴史が長すぎた。

 

物心ついたころから異性恐怖の感覚が当たり前にあったから

自分に異性恐怖がある自覚がなかった。

自分にとっては当たり前の感覚だったので。

 

ベースで対人恐怖があって数人の友だちとしか関わっていなかったから

異性恐怖の感覚も対人恐怖のくくりにいれていました。

「まあ、緊張はするけど別に男の人とも話せるしな……」

と思っていたので。 

 

はじめての就職先も

なんでか無意識的に女性比率の高い会社を選んでいて

でも実際に働く現場は男性比率がめちゃくちゃ高いところで。

 

そしてそのときの直属の上司が

いまならわかるのですが

超絶のモラハラ系男だった(!!!)

 

振り返ると

自分の人生のターニングポイントにモラハラ系男が

点在していて笑えます。

 

仕事辞めた後に

ちょくちょく会っていた高校の知り合いも

連絡の頻度が増えた途端に態度が急変して女性蔑視発言。

「その気ないなら一緒に食事するなよ」発言。

一緒に食事しただけで相手は付き合うの前提の心理じゃないとおかしい

という心理を持っていることにドン引き。

 

 

モラハラ系男に慣れている人間は

そういうのを引き寄せてしまう

という典型例。

 

はじめての就職先は労働環境自体が超絶ブラックだったので

鬱になってしまったというのもあるのですが

個人単位の問題としては異性恐怖が根強かったからだな、と思います。

他にもメンタル的な問題はありましたが。

 

座席替えをしたときに

直属上司のモラ男さんと向かい合いの席になってしまったのですが

心拍数がドドドドドと上がり仕事が手につかなくなる。

愚かな当時の私はそれを恋愛感情と錯覚していたのですが。

 

「恋愛感情で仕事が手につかなくなるとかバカなの?」

と自分で思っていたのですが

あれは「男は危険だ、危ないぞ、逃げろ!!!」という

動物の本能的な反応だったんだな、といまなら思います。

 

逃走闘争本能というのがあって

逃げるか、戦うか、というのを選ぶ本能。

 

会議に参加するときも男だらけで

広めの会議室だったらまだよかったのですが

一度せまい会議室でぎゅぎゅうの状態があったとき

 

頭の中で

「やばいやばいやばい男がいっぱいだ逃げろ逃げろ危ない」

と声がこだましていたのですが

自分の意識では

「ん?何でこんなに頭の中で男やばいとか思ってるんだ?メンヘラかよ……

私メンヘラ気質あるの……え、コワ……」

と思いながら普通にパソコンのタイピングをしていたことがあり。

 

自分の内側から湧き起こる本能的な声を

理性で完全にねじふせていていて

いま振り返ると

そこまで鈍いからメンタル病むんだよ、と思う。

 

昔は

いろんな男にドキドキしてミーハーなのか私は。

どんな男にも恋愛感情を抱いて節操がないのか……と

けっこう悩んでいたのですが

 

いま思えばそのドキドキはけして恋愛感情ではなく

異性恐怖によるドキドキだった。

 

……という長い負の歴史。 

 

 

複数のモラハラ系男性と接して思ってのは

モラハラの発動条件というのは決まっているなあ、と。

 

モラ男さんに共通していたのは

他の人の前では普通に良い人。

自分の前でも、そこまで仲良くなる前は良い人。

けれど、その人の内側に入った途端に態度急変。

 

「うわっ……!」と内心ぞっとしたのが

「こいつもう俺の掌中に落ちたな……(ニヤァ)」って

相手が思った(もとい誤認した)んだろうな、というときの

表情の変化とか態度の変化がものすごい怖いな、と。

 

あからさまに、表情や態度が急変する。

 

「女性が上で、男なんかたいしたことないよ」

「女尊男卑だよw」

「女の人は絶対優しくしないとって思ってるから!」

と言っていた人が

(そう言っている時点でヤバイんですが)

 

ちょっと仲良くなり始めたときに

「あいつ(共通の知り合いの女の子)マジクソだよw」

発言。

「その子も女の子じゃん」

「あいつ女じゃねえじゃんwww」

 

素でそう思っているんだろうな、と

楽しそうに笑いながら言っていたのでゾゾゾ。

 

 

昨今縁切れしたその人も

「こいつもう俺の掌中に落ちたな……」っと

認識したんだろうな、という瞬間に

表情が本当にニヤァ……と変化し

のけぞった感じで完全にこちらを下に見た目線に変化して

ゾゾゾ。

 

酒が入っているのも手伝って

その瞬間から

やたら自分をビッグに見せる発言が増えたり

こちらをディスりつつなんで自分の理想通りにやらないんだよ

系の発言が露骨に増える。

(おそらく自分で気づいていない)

 

ゾゾゾ。

 

 

みんなの前では良い人なんだけれど

仲良くなった途端に態度急変

っていうのは

 

モラハラの発動条件が

・相手が異性であること

・親しくなった(と自分で思った)

なのかな、と。

 

人間関係には投影が発生しやすい

というのを聞いたことがあり。

 

投影というのは

自分がこういうときはこう思うから、相手もそうなんじゃないかな

みたいな投影もありますが

他にも

自分が母親から自尊心を傷つけられるようなからかい方をされ

ふざけんな……と感情を抑圧。

その後、別の女性からちょっといじられただけで

そのときの感情をぶり返し(投影し)「ふざけんじゃねえ!!!」

と当時の抑圧した感情が再発。

 

みたいなのがあります。

 

当時の対人関係で感じた感情を抑圧すると

似たような条件の対人関係のときに当時を投影してしまい

抑圧した感情がぶりかえす。

 

だから

モラハラ男性が

自分に親しくなった女性にだけモラハラ的態度をとるのは

自分の母親に対する抑圧感情があるんじゃないかな、と。

(人によっては姉妹)

 

自分の母親(=自分にとって一番身近な女性)

に対して

「なんで俺の思った通りの母親としてふるまってくれなかったんだ」

「なんで自分のこと認めてくれないんだよ」

「謝れよ!あのときのこと」

みたいに感情を抑圧。

 

そうすると

恋人・女友だち(=自分にとって身近な女性)

に対して

「いいから俺の思った通りに動けよ」

「俺ってすげーだろ!すげーって認めろよ!!!」

「悪いことしたから謝れ。教育してやってるだけだろ」

みたいに昔の感情を投影した対人関係になるのかな、と。

 

あと

「女の子には優しくするよ」

「あいつ女じゃねえからwwwただのゴミ」

発言した元知り合いの家は

 

父親が(おそらく)暴力的で

「母親に対しての仕打ち許せない、あいつ」

って発言があったので

 

自分の父親が自分の母親をなぶる、大事にしないという

男が女を支配する

女は男になぶられて黙って虐げられている

という構図を見続けていたから

 

 

自分にとっては一番身近な男女の構図がそれなので

いつのまにか自分も女性を下に扱う振る舞いをしてしまう

ってことだったのかな、と。

 

「年々父親に似てきたなってふとした瞬間に思ってぞっとする」

と言っていたことからも

自分でコントロールしたくても

むずかしい問題なんだろうな、と。

 

けれど、相手の背景を思ったとしても

自分で抱えきれない問題ならもう関わらない方がいいな、と。

火中の栗は拾わんでいい。

 

 

……と色々書いてきましたが

モラハラ兄と長年暮らしていた自分自身も

兄に対して本当はかなり怒りの感情や不満などを抑圧してきたので

 

モラハラ系の男性と何かあったときに

怒りとかを感じ。

あきらかに感情の振れ幅が尋常じゃないな

というくらいブレる。

 

これも投影現象。

 

人のことをなんだかんだと書いておきながら

結局自分も同じ穴のむじな。

 

 

異性恐怖の延長を生きたり

モラハラの匂いがしてやばいなって思いながら

関わり続けようとしたり

距離を近づけようとしながら距離とったり

自分の挙動も変だったから

なんにも言えないんですが。

 

 

一番やっちゃいけないのが

「この人もいつか変わってくれる」

って相手に期待して関わり続けることなんだろうな、と。

 

 

兄たちと関わりたくなさすぎて

実家に一切帰らずに

親としか連絡とったり会ったりしていないのですが 

 

父経由で

「モラ兄から(私)がおかしくなったのは

お父さんのせいだってなじられてね……」

と聞かされ。

「え???????」

となり。

 

私はどこもおかしくなっとらん。

どういうこと????

と一瞬思ったのですが。

 

「お父さんがそんなだから

(私)がおかしくなって家を出ていったんだ」

と言ったそうで。 

 

モラハラ兄が一時的に実家を出たことにより

洗脳が解けかけたというか

「あれ……自分って想像以上にモラ兄のこと負担に感じて嫌いだったのか」

とそのときはじめて自覚。

 

モラ兄が戻ってくる前に急いで実家を出る。

みたいなことで

ようやくモラハラ支配から抜けられた経緯があり。

 

おそらく

(とあることがきっかけで)実家に戻ってくることにした

家族たちと一緒に暮らす(もといなぐさめてもらおう)

と思ったら

妹の私が自分と入れ替わるように出ていった。

(というか会わないように避けるように家を出ていった)

ので

それがモラ兄にとっては

「私がおかしくなった」

現象ということで。

 

いやいやいや、あなたが嫌だから出ていったんだよ、と。

 

こっちも兄が嫌だと表現したことがないから

仕方ないのかもしれないですが

(自分の気に入らないことがあるとキレるので

機嫌をとるようなことしか言わないでいたので)

 

自分にも悪いとこあったかなあ、とか

そういうのが自覚できないのがモラハラなんだな、と

再認識してわが兄ながらゾッとする。

 

しかも父をなじるとは。

人のせいにするという行為にゾゾゾ。

 

昔、モラ兄は何かストレスを抱えることがあると

いきなり「バカかよ」とか罵倒の言葉を浴びせてくることがあり。

そのことを嫌だったと言ったら

「え、俺そんなことした???」

と素で驚いた反応をされたことがあり。

とぼけようとしたとかそんなんではなく素で。

 

謝ってくれたからそのときはよかった、と思ったのですが。

 

よくよく考えれば、そこまでモラ兄の

世界の認知の仕方とか記憶の仕方がズレているということで。

 

覚えていないということは逆に言うと

息をするように人のことを罵倒していたということで。

性質としてものすごい怖い。

 

 

モラ兄を間近で見ていたからすごく感じるのですが

モラハラ系の人は

潜在的な自己肯定感が低くて劣等感が強いなあ、と。

 

劣等感が強いから

ちょっとしたことで俺のこと馬鹿にしてるのかよ

という反応をしたり

人によってはキレる。

 

罵倒とか圧のかけた言い方で

相手のことをコントロールする。

 

 

 あとものすごい嫉妬深い。

 

以前、某嵐を巻き起こす系の5人組アイドルにハマリ

実家にあるDVDプレイヤーにその番組を録画していたのですが

ある日録画を再生しっぱなしにしてふと離れたときに

モラ兄がその部屋に来たのを気配では感じていたのですが

ふと戻ると、モラ兄は消えていて

録画していたアイドル番組のデータだけ全部消えていた!!!

 

え、え……とわけがわからず。

おそらくモラ兄が全削除していた。

 

意味がわからなすぎてそのとき何も言えず。

データを消されて怒るほどにはハマっていなかったし

オタク気質もなくなっていたので

何も言わず。

 

でも怒りと恐怖心だけ残る。

 

また、生前の母から聞いた話では

モラ兄じゃない方の兄の写真をケータイで撮っていたそうなのですが

それを見た(気づいた)モラ兄が

憤怒とした様子でケータイを奪い去り

そのデータを削除し

その場で自分のにこやかな自撮り写真を撮り

「はい」

とケータイを渡したそう。

 

 

……え?

 

何ソレ。

 

コワイ。

 

 

戦慄。

 

「なかなか写真撮らせてくれなくて

学生の頃の写真、卒業式のあの一枚しかなかったのよ(泣)」

と母から聞かされ。

 

自分以外の異性が大事にされたり好かれていると

猛烈な嫉妬を発動し、脅かす存在を削除して

自分を不動のものにしようとする。

 

ということだとは思うのですが。

 

 

 

え、コワイ……。

 

 

 

結局

そういうモラハラ的態度だったり対人依存的な問題を解決するには

自分の親を中心とした家族に対するトラウマ(抑圧感情)を

解消するしかないんじゃないかな、と。

 

大人になってからもなんだか生きづらい

恵まれていないわけじゃないんだけれど

なんだかずっとグレーな気分で生きているのがつらい。

 

アダルトチルドレン的な生きづらさを感じている人も

だいたい幼少期の親子関係に問題を抱えているみたいな話を聞き。

 

普通の家庭だったし、むしろ恵まれている方だった

という人の方がメンタル不調の相談に来るのだそう。

 

外部がいくらめぐまれているか

親がどれだけのことをしてくれたか

ではなくて

「その人がどうとらえていたか」

が問題のキーになるそう。

 

 

いくら恵まれていても

 

「親がこうしてくれなかった」

「こうしてほしかった」

「それなのにしてくれなかった」

「どうして」

「でもこんなこと思っちゃいけない」

「相手にも理由があったんだ」

 

と不満を抱えながら抑圧し続けた人が

そういう大人になってから不調が爆発する

みたいな話を聞き。

 

 

抑圧感情を解消するには

その感情を味わいきるのが大事とのこと。

 

抑圧傾向が強すぎる人は抑圧しない状態がわからないから

専門家の門戸を一度叩いた方がいいのかもしれないですが。

 

 

 

 

色々なことがうずまきすぎて。

 

感情の整理、もとい厄払いを含めてカキコ。