夢とはなんぞや

「夢って何?」と聞かれたとき

だいたいがジョブという枠組み内で解答することが

暗黙で期待されているよなあ

と思い。

 

「○○(という職業)になりたいです」

が夢だと認識されている。

 

夢とは

「それをすることで金を稼げるもの」

「他人から評価されるもの」

「他人に成果を還元するもの」

「小さい頃から追いかけてきたもの」

「一心にエネルギーを注げるもの」

「一定のスキルまで磨いているもの」

「一定の成果が出せるまで能力を上げてきたもの」

でなければならぬ

という暗黙の脅迫感というか。

 

大多数の人間が共通して認識できる

リストの中からピックアップして答えないと

「なにそれ?」と鼻で笑われたりする風潮。

 

「それが夢なの?(半笑)」

と。

 

その人の

「したいこと」

「好きなこと」

ジョブというカテゴリの中に存在していないと

 

「なに?それが夢???」

 

となりがちだなと。

 

いま世の中にある職業、仕事は

昔存在した誰かやその集合体が

それで収益が出るようにシステムをつくってくれたから

いま存在しているわけで。

 

自分が

「これしたい」

「これが好き」

という思いが先に起こって

そのレベルもまちまちのはずなのに

 

いまの世の中に存在している

「職業」という枠におさまらねばならぬ

もしくは

「マネタイズされた何か」に形作られていなければならぬ

 

という暗黙の脅迫感がひしひしと

あふれているような。

 

自分の体感としての欲求ではなくて

自分の外側に存在している枠におさまらねばならぬ

みたいな暗黙の脅迫感が

なんだか窮屈だなあと。

 

ときどきそんな思いにかられます。

 

一心に一つのことを追いかけられぬ

なまけものの戯言かもしれませんが。