私が喋れなかった3つの原因と解決法(1)

私は昔から本当に喋れないという悩みを抱えていました。

けれど年齢の経過とともに徐々に良くなっていき

いまでは普通に楽しく人と雑談できるようになりました。

 

今回は私自身の体験をもとに

喋れない人の原因って何なの?

ということをば。

 

<喋れない3つのパターン>

喋れない人って

その問題を漠然ととらえていることが多いと思うのですね。

 

「自分って人と喋れない~どうしようどうしよう」

 

って。

 

でも、喋れないパターンにも色々ありまして

私は以下の3つの段階がありました。

 

  1. 不安だから喋れない

  2. 言いたいことはあるけれど考えすぎて喋れない

  3. 話のネタ自体が浮かばないから喋れない

 

1~3の順にパターンに気づいて解決していった形です。

不安だから喋れない

だいたい喋れない人はこのパターンが多いと思います。

 

「不安だから喋れない」

 

そして

喋れないこと以前に

 

  • 人と関わること自体が苦痛だわ……
  • 自分どう思われているのかな……
  • 人の集団の中に入るなんて無理!しんどすぎる!
  • なんか憂鬱……
  • こんな自分なんかが話に参加したら迷惑だろうな……
  • わあああぁどうしようどうしよう……

 

などなど

対人そのものや、ささいなことにも

不安を感じやすいタイプの人が多いんじゃないかなと。

 

言いたいことはあるけれど考えすぎて喋れない

「あ!その話題知ってる!どうしようかな言おうかな……。

あ……○○さんが同じこと先に言っちゃった……」

 

「それって違うんじゃないですか……って言った方が良いのかな。

でも、ここで言ったら空気が悪くなるかも……。

あ……話題が変わっちゃった……。黙っていよう」

 

などなど

自分の中に言いたいことはあるのに

頭の中で考えすぎてしまい

発言ができないパターン。

 

話のネタ自体が浮かばないから喋れない

 「なんか話してよって言われても……何言えば良いのかな……」

「ここは年上の自分がリードしなきゃ!……でも話題が……」

(無の境地……)

「初対面は決まりきった自己紹介の話題をすれば良いから楽だけど

次回以降から何話せば良いかわからない……」

「雑談とか……何話せば良いんだ……」

 

などなど

話自体はしたいのだけれど

話題がまったく浮かばずに喋れないパターンがあります。

 

<喋れない3つの原因>

では、それぞれ何が問題でそのようなことが起こっているかというと。

不安だから喋れない

これは脳の機能の問題

 

脳には

感情を司る扁桃体という部位

理性を司る前頭葉という部位

があります。

 

不安になりやすい人は

扁桃体が働きやすい人なんですね。

 

扁桃体っていうのはより原始的な部位で

危険を察知し回避するためにも必要なのですが

現代って原始ほど身の回りに危険がないですよね。

 

そんなに働きすぎなくても生き残れるのですが

本能として残ってしまっているので

ここが働きやすい人っていうのは

現代においてはかなりしんどいわけですな。

 

ささいなことに対しても

危険だ!危ない!逃げないと!

っと脳が勝手に反応してしまうので。

 

逆に前頭葉はより新しい部位で

人間を人間たらしめてくれているものです。

 

ここが我々に理性をもたらしてくれています。

 

扁桃体

「どうしよう!危ない!」

って働きすぎたときも

 

「いやいや落ち着け、大丈夫だろ?」

っと抑えてくれるのですね。

 

この前頭葉の機能が弱い人ほど

扁桃体に支配されやすいのですね。

 

ネガティブなものに反応しやすい

不安になりやすい。恐怖に支配されやすい。

 

だから逆に言うと

この前頭葉の機能を高めることができれば

不安に支配されにくくなります

 

言いたいことはあるけれど考えすぎて喋れない

言いたいことがあるんだけれど

頭の中で考えすぎて喋れない人

 

ワンテンポもツーテンポも遅く発言

もしくは

まったく発言しない。

 

これ、よく言うと思慮深いって表すことができますけれど

もっと掘り下げていくと違う問題がはらまれているんですな。

 

これその人の中で瞬間的に

何が起こっているかというと

 

「こんなこと言ったら嫌われるんじゃないかな」

「へんなやつだって思われるかも」

「声が気持ち悪いって思われたらどうしよう」

「何言っているんだこいつって思われるかな」

「こんなこと言ったら頭が悪いって思われるかも」

「馬鹿にされるんじゃないかな」

「声ちゃんと届くかな……聞き返されたらどうしよう」

 

などなど

 

「嫌われたらどうしよう」

「気持ち悪いって思われたらどうしよう」

「馬鹿にされたらどうしよう」

 

って思いが瞬時にかけめぐって

ストッパーになっているのですね。

 

でも

そのことに自分で気がついていない。

 

なんでかっていうと

瞬時にそう思考することがクセになっているから。

 

無意識レベルの習慣になっているから

それがストッパーになっているって自覚できていないのですね。

 

この無意識レベルの

「嫌われたらどうしよう」

「気持ち悪いって思われたらどうしよう」

「馬鹿にされたらどうしよう」

 の原因っていうのは

 

ベースとしては

  • 脳の機能の問題で不安を感じやすくなっている

からで

 

メンタルや思考の問題としては

  • 他者評価を気にしすぎている
  • 他人と自己を分離して考えられない
  • 自己肯定感が低い
  • 完璧主義
  • べき思考

があると思うのですね。

 

で、そのメンタルや思考を形成した原因に

  • 過去のトラウマ
  • 親子関係
  • 兄弟関係

などが関係している可能性もある。

 

  • 親から良い結果を残したときだけほめられた
  • もっと良い状態を求め続けられ、現状の自分を認めてもらえなかった
  • 親や兄弟からずっと否定的な言葉を浴びせられ続けた
  • 学校でいじめられた

 

などなど

これは人によって色々あると思います。

 

話のネタ自体が浮かばないから喋れない

これは身体は成長しているのに

心の成長を止めてしまった人

 

  • 親がものすごい過保護
  • 何もできない自分が可愛がられる経験をたくさんした
  • 親が心配性でとにかく安心・安全のレールの上を歩かされてきた
  • 親が支配的で自分の考えや行動を否定されたり制限をかけられてきた

 

などなど

幼少期に

  • 自分が何もできない方が生存確率が高くなる
  • 自分で何も考えない・行動しない方が良い結果が残る

と学習し続けてしまった人

  • 自分で考え・行動することをあきらめてしまった人

 

だってまわりの人がやってくれるんだもの。

だって自分が何かしても否定されるんだもの。

 

「私以外の誰かがやって」

「自分がやってもどうせ……」

が習慣になってしまい

  • 自分で考えること
  • 自分で行動すること

ができなくなってしまっているんですね。

 

当然、その人にもできる能力はあるんだけれども

それを発揮しない方が良いから手放してしまっている状態。

 

だから会話をするときも

自分で考えて話題づくりをすることができなくなっているんですね。

 

頭がぽっかりと空になってしまう。

 

だって、いままではその方が生存確率が高かったから。

親が自分が考える前に色々やってくれたから。

親が自分のやることなすこと、考えをずっと否定してきたから。

 

他人に依存している状態。

だから話題を提供して勝手に喋ってくれる人と会話するのが楽。

 

まとめ

今回は

喋れない3つの原因についてまとめました。

  • 不安だから喋れない

 ⇒ネガティブなものに反応しやすくなっている脳の状態

  →前頭葉の機能が弱く扁桃体が働きやすくなっている

  • 言いたいことはあるんだけれど考えすぎて喋れない

 ⇒嫌われたらどうしようという思いが根幹にある

  →自己肯定感の低さ、完璧主義、べき思考

   →過去の経験

  • 話のネタ自体が浮かばないから喋れない

 ⇒心の成長が止まっている(自分で思考・行動しない習慣)

  →親が過保護

  →親が心配性

  →親が支配的

 

 

じゃあ

「こんな自分をどうすれば良いの……」

 

対策・解決法については後日の記事で!

yukigatari.hatenablog.com