感情に支配されずに生きていく【幸せを追求すると不幸になっていく話】

「幸せになりたい!!!」と

 

思っている人も

特段何も思わず生きている人も

 

こんにちは。

 

最近、一気に寒くなってきて

外に出たいけど動きたくない管理人です。

 

 

最近、ラス・ハリスさんの

『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない』

を読みまして。

 

これはためになる良い本だな、と思ったので

気になった部分をピックアップしてご紹介したいと思います。

 

どんなことが書かれている?

  1. 「幸福になろう!」と思うほど不幸な気持ちが増えていきまっせ!
  2. 感情と行動は違うよ!だからどんな感情に支配されても行動はできるんだぜ!

 

といった内容を扱っておりまして。

 

「えええ!? 幸せになりたいのに

『幸せを目指すと不幸になる』ですって!!?

どうすりゃええの!!!」

 

「感情と行動は別って言っても……

このネガティブマインドの威力は伊達じゃねえ」

 

なーんて方、必見の本になっております。

 

1.「幸せになりたい」気持ちが不満感・不安感を加速させる

なんで「幸福になろう」と思うと

不幸な気持ちが増えていくのかと言いますと。

 

「幸福な状態」と

「いまの自分」を比べてしまうから

 

SNSやテレビ、雑誌で見かける

「毎日キラキラして充実している人」

「成功している人」

 

そんな人と比べて

「平凡な日常を送っている自分」は

なんてありきたりなんだ!!!と。

こんなの全然幸せな状態じゃない!!

普通すぎる!!!

 

 

「幸せな気分でいる自分」

に比べて

「落ち込んでいる自分」

「幸せな気持ちになることをやっていない自分」

はなんてダメなんだ!!!

 

なーんていう風に

 

「幸福を感じている状態がベストなんだ」

「ポジティブであるのが良いことなんだ」

 

という思いに支配されていると

 

「いま幸福を感じていない自分はダメだ!」

「どうしてこうすぐにネガティブな思いに支配されるんだ!」

「これやってもこれやっても幸せを感じないっ!!!」

「もっと幸せになれる方法はないの!?」

 

「いまの自分を否定する」ことに

なってしまうわけですね。

 

理想の状態といまの自分の間にある

足りない部分ばかりをピックアップしてしまうわけです。

 

だから「幸せ至上主義」ってのは

「不幸な気持ち」になりやすいんですね。

 

じゃあ、どうすればええの!?

 

っというと……。

 

番組の後半で!!!

 

2.どんな感情を持っていても行動することはできる

「いやいやいや……

『こんな自分なんかに無理だよ!!!』

って思いに支配されて動けないし……」

 

「やれば良いんだ……って思っても動けないし」

 

「理屈はわかるけど

行動の大部分って感情に支配されていない?」

 

だから感情が自分の行動を決めているんだ!

と思った方。

 

 

「よしやるぞ!」と思って実際にやったことが何回ある?

「自分は他の人よりも抜きんでた素晴らしいことをするぞ!」と

思って実際にできたことが何回あるか?

 

 

 

「やるぞ!」と思いながら「やらない」という選択をとる。

「素晴らしいことをするぞ!」と思いながら

「いつも通りの生活を送る」という行動をとる。

 

……というように

感情が必ず行動に結びつくわけではないのです。

 

だからどんな感情が湧いたとしても

行動自体は変えることができるんだぜ!!!

 

 

「でもでも、どうすりゃええんだよー!!!」

という方……。

 

番組の後半へ!!!

 

3.幸せを目指さないで幸せになる方法

「幸福を追求しない方が……って言っても幸せになりたい!!」

「感情と行動は関係ないって言っても……動けないし……」

 

 

うんうん、わかります。

 

それを解決する方法が知りたいと。

 

それは何か?

 

……。

 

本に書いてあります!

 

具体的なやり方を知りたい方は

ぜひ一読をば!!!

 

ではまた次回!

 

 

……というと味気ないので

 

ちょこっとだけ本に書かれていたやり方を

ご紹介したいと思います。

 

 

そのやり方はというと

  1. 自分の心を観察する
  2. 感情の居場所をつくる
  3. 自分の価値観を理解する
  4. 価値観に見合った効果的な行動する

 

……ん?

なんだかわかりずらいですかね?

 

「自分の心を観察する」

「感情の居場所をつくる」

っていうのは要は

マインドフルネスですね。

 

マインドフルネスとは

自分の感情・感覚をありのままに観察すること。

 

「いま自分はイライラしているな」

「不安が強くなってみぞおちがぎゅうっと感じるな」

「こんなに不安になるなんてだめだな自分……と思っているな」

「早くポジティブにならなきゃ!……と思っているな自分」

 

という感じで

ただただ静観する。

 

 

次の「自分の価値観を理解する」

っていうのは

「そもそもなんでそれをしたいの?」

ってことを深堀した先にあるもの。

 

たとえば

「ミュージシャンになりたい!!!」

っていうのは

価値観ではなく目標ですね。

 

じゃあなんで

ミュージシャンになりたいの?

というと

 

「音楽が好きだから!」

「曲をつくっているときが一番落ち着く」

「女の子にモテたい!!」

 

じゃあなんで

音楽が好きなの?

 

それは……。

 

というように

自分が掲げている目標や行動の根幹にあるもの

それが価値観ですね。

 

その価値観が明確になったら

「価値観に見合った効果的な行動する」と。

 

「作曲の本を読む」

「聞いたことのないジャンルの音楽を聴く」

「楽器の練習をする」

 

などなど

「ミュージシャンになりたい!」

の根幹にあった価値観に沿った行動をしていく。

 

もしかしたら

見つかった価値観というのは

「ミュージシャンになりたい」に直結しない可能性もある。

 

そうしたら目標の方を再設定しなおして

 

「いまの自分の行動は自分の価値観にかなったことだろうか」

 

と自問しながら行動していくのですね。

 

 

……とこんな感じで

まとめると

「いまに集中する」

「行動する」

ってことなのかな、と。

 

 

本には具体的な呼吸法だったり

自分の価値観を深堀する質問などが書いてあるので

一読すると

より理解が深まり行動につながりやすくなるかと思います。

 

 

ラス・ハリスさんの

『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない』

 

行動に導いてくれる

良き本でした。

 

では、また次回。