「SNSにはまるなんて馬鹿みたいw」と思っていた私がまさかSNS依存になるとは……
今回は私がSNS依存になってしまった話と、それを克服するために試した方法のご紹介をしたいと思います。
以前、ブログにて「Hello Talk」という言語交換アプリを使用していると書いたことがあります。そのアプリを使っていたときに初めてSNS依存というものになりました。
それまでは「いやいやSNSにはまるなんてそんなアホなw」「「いいね(※実際にはハートマークですがここではわかりやすく「いいね」と表記)」の数を気にしたって意味ないのに、なんでみんな気にするんだろう」なんて思っていました。
メールやLINEで友達と頻繁にやりとりするのもめんどくさいという人間なので、そもそもSNS自体が好きではありません(SNS使っても頻繁に連絡を取り合うような友達がいな……いや、そもそも友達の母数が)。
SNS依存になった経緯
そんなSNS嫌いだった私がSNS依存になった経緯を振り返ってみると、2パターンの流れがあったように思います。
パターン1
- モーメント(記事投稿機能)を投稿。
- 投稿したモーメントに「いいね」がつく。
- 「いいね」がついたことに喜びを感じる。
- もっと「いいね」がつく記事は何かを考え、投稿する。
- 「いいね」がつかないことに不安や苛立ちを感じる。
- モーメントを投稿する。
- 「いいね」が早くつかないか確認する。
- 「いいね」が一つでもつけば安心し、一つもないと不安になる。
- 6~8を繰り返す。
パターン2
- 仲の良い人ができる
- 「トーク」にてやりとりをするようになる
- 不定期に相手から連絡が来る
- 通知が来る
- 返事をする
- いつまた連絡が来るかと気になり頻繁に携帯を見るようになる
- 携帯を置いてもすぐに気になりアプリを確認する
- 通知が来ていないのに、携帯のことで頭がいっぱいになりアプリを確認する
- すぐに返事をしないといけないという観念にかられ、携帯を常に持ち歩くようになる
SNS依存とは恐ろしいですね。
「「いいね」の数を気にするなんてw」「ネットでのつながりよりも現実世界が充実していることの方が大事でしょ」と思っていただけに。そんな自分がSNS依存になり、しかも「いいね」の数を気にするようになってしまうとは。
しかし「このままではまずい」と思ったので、なんとかSNS依存を脱出しようと色々試みてみました。その結果、依存度合を軽減させることができました。
SNS依存をどうやって乗り越えたか
私がSNS依存を断ち切るために試した方法は主に以下の6点です。
- 携帯を持ち歩かない(家にいる間だけでも実行を心がける)
- 携帯を視界に入れないようにする(上に覆いをかける等)
- 寝所に携帯を持ち込まない
- 携帯を見る&返信する時間帯を決める
- 通知が表示されない設定に変更する(アプリを開かない限り連絡があるかわからない)
- 注意が携帯に向かないように集中力そのものを上げる(運動する、瞑想する等)
一番効果があった方法は「2.携帯を視界に入れないようにする」だったように思います。
どれだけ携帯から意識を逸らそうとしても、携帯が視界に入った途端に気になってしまいます。携帯を視界に入れたことがトリガーとなって「通知が来ていないか確認したい!」という衝動が発動することが多かったように思います。
なのでトリガーの存在自体を視界に入れない方法が一番でした。
上記には挙げませんでしたが、その他試した方法としてネット断ちがあります。
一度モーメントにて「しばらく忙しくなるので返事ができません」と投稿して、加えてネットそのものを一時期断ちました。この方法は上記の1~6の方法を並行して達成することができました。
ですが、一ヵ月近くしてやめました。完全なネット断ちをしてしまうとアプリ自体が使えなくなってしまい学習が止まってしまうという問題があったので。
(気持ちのリセットには良かったかもしれません。ネット断ちしても日常生活には支障がないという気づきを得るきっかけにはなったので)
そのため、「アプリを使いたい」「依存状態には陥りたくない」の二つの条件を満たすために、上記の1~6の方法を取るのが自分には良かったと思います。
ちなみに「いいね」が来ていないかどうかが気になる問題に関しては今も残っています(笑)
ただ、メンタルの持ち方を変えたので以前よりは思い悩むことが少なくなったように思います。
「いいね」が気になる問題を解消するためにとった対処方法は主に以下の3つです。
- モーメントを投稿する時間帯を決める(夕方近くに一度だけ等)
- 投稿後一定の時間(30分~1時間)はいくらでもアプリを気にしても良いというルール設定をする
- ルール設定した時間が経過したら、携帯を視界に入らないように規定の場所に置く
1、2、3について順番に見ていきます。
1の「モーメントを投稿する時間帯を決める」に関してですが、これは「「いいね」が一個もつかない!」という不安や苛立ちを緩和することにつながります。「投稿時間帯を決めることと「いいね」にどのような関係が?」と思った方もいるかもしれませんね。
まず、そもそも「いいね」がつかない原因何なのでしょうか。「記事がつまらないから」「投稿内容が相手の琴線に触れなかったから」「長すぎて読む気がしない文章だったから」「文法がごちゃごちゃすぎて相手に理解できない内容だったから」等々は理由は様々あると思います。
ただ、私がここで挙げたい理由は「投稿する時間帯が「いいね」のつきにくい時間だったから」です。「「いいね」がつきにくい時間ってどういうこと?」と思った方もいるかもしれません。これは「Hello Talk」特有の性質だと思います。というのも「Hello Talk」は言語交換アプリですよね。そのため、日本国外にいる人たちとやりとりすることが多いです。
つまり、アプリの利用者は時差のある地域に住んでいる人たちが多いということです。ということは、自分が起きている時間に、寝ている人も大勢いるということです。「なんで今日のモーメントには「いいね」がなかなかつかないんだろう!」という理由は単純に、自分の学習言語のネイティブスピーカーの大多数が寝ている時間帯に投稿していたから、という可能性があります。
これは私が何度もモーメントを投稿しているうちに気がついたことなのですが、「いいね」がつきやすい時間帯とつきにくい時間帯があります。これは本当に。で、時間を確認してみると、言語交換先の国は深夜か早朝だったりする。
なので「いいね」がなかなかつかない、全然つかなかったからといってあまり悩む必要はありません。だから心配しないでください。……といっても気になる人は気になりますよね。現に私がそうです。
では、その悩みにどう対処すればいいのか。それは「いいね」がつきやすい時間帯を狙って投稿する。以上! 投稿時間を変えて何度か投稿しているうちに傾向がわかるようになるので、多少は「いいね」がつかない不安の軽減につながるかと。
さて、次に2、3の方法について。
「いいね」を気にしないように心がけても、モーメントを投稿したらどうあがいても「いいね」がつくか気になってしまう。だから、気になること自体は仕方ないとあきらめよう。私はそう思うようにしました。あまり気にしすぎる自分を責めて自己嫌悪に陥ってもメンタル的に良くないと思い、気になるものは気になるものとして受け入れました。
ただし時間を設定しないといくらでもだらだらと見てしまいます。それは問題です。そのため、時間設定が大事になってきます。
自分に見合った時間設定は、ある程度モーメント投稿をし続けていると設定できるようになると思います。私の経験では、モーメントを投稿した際、投稿後10分~30分ほど経過したらその後ほとんど「いいね」がつくことはありません。そのため「X分ったらもう確認しても意味ないや」と気づけるようになります。これは私の経験なので皆さんがそうかはわかりませんが。
そのため、私の場合は30分~1時間はいくらアプリを見続けてもオッケーと時間ルールを設定しました。
また、頭の中ではなんとなくわかっていてもついついクセで確認してしまう、ということがあります。その一番の原因になってしまうのが、トリガーである携帯が視界に入ってしまったとき。それを防ぐためにも携帯そのものを視界に入れないというルールを設けるのが有効でした。
いかがだったでしょうか。
SNS依存の対策をざっくりとまとめると以下の2点に集約できると思います。
- 携帯を視界に入れないように隠す
- 携帯を使用する時間帯を決める
以上、私のSNS依存の経験とその克服方法のご紹介でした。
おまけ
ふと記事を書いていて思い出したのですが、思春期の頃の私は完全にインターネット中毒でした。リアルよりもネットという仮想世界にどっぷりとはまっていた青春時代。
「いやいやSNSにはまるなんてそんなアホなw」
「ネットでのつながりよりも現実世界が充実していることの方が大事でしょ」
人のこと言えない過去を持っていたということにふと気がつく。
……人間、都合の悪い記憶は薄れていくものですね。