2021-03-19 サンタルチアの祈り ちょっと茶の間に小説でも 『――に支配され、一度は――を……い傷つけまでした私が このようなことを祈るのさえおこがましいことかもしれませんが どうか――が救われますように、どうか――を守ってくださいますように』 そのときから怒りと嫉妬に包まれた……は歌になった。 何度も怒りと祈りの輪廻転生の中に身を置いた。 いつか光に包まれたその世界でなら、また笑い合える日がくるでしょう。 この世のどこにもすがりつくあてのない思いは涙になって落ちた。 光の世界の希望はこの世の絶望として鈍く光った。 焚書『聖マルタナ偽書 サンタルチアの祈り』