脳の健康を守る方法、それはノートを書くこと

築山節氏『脳を守る、たった一つの習慣 感情・体調をコントロールする』を読了。

その日の記録をノートにとることが年をとっても身心ともに健康でいられるコツですよーと紹介されている本です。
記録をとることによって、生活サイクルや自分の感情を見直してメンテナンスするいいきっかけになるそうな。
そして、情報を思い出し取捨選択して書く行為を通すことによって、生命活動、感情、理性を司る脳の各部位を管理、成長させることにつながるのだそうで。


この本を見たらまた手書きの日記を書いてみたいなーという気分になりました。
高校、大学生の頃はほぼ毎日日記を書いていたのですが、最近はてんで書いていませんでしたので。
ゆうて、その日の出来事とそれに対する感想やら、内面の葛藤の吐き出しなんかがメインでしたが。

築山さんがこの本で紹介された「この項目を参考に毎日記録をとると良いですよー」って言われている項目は、日付やらごはんの内容やらTODOリストやら、本当に記録としての性格が強い項目でした。
全部で15項目で、数字や〇×、単語などを書けば完成するお手軽なリスト。
くわしく知りたい方は、この本をば。


なんで私たちは感情に支配されやすいの? 不安になりやすいの? ということを脳の仕組みから説明されている箇所もあるので、個人的にオススメです。
脳幹、大脳辺縁系大脳新皮質など、知っている人にとっては有名どころな話ではありますが、私たちが感情に支配される理由をわかりやすく解説しているので読みやすく記憶に残りやすいかと思われます。


主張していることはただ一つ、脳の健康のためにはノートを毎日書いて記録をつければ良いんだぜーってことなんですが、どうしてそれが効果的なのか、という理由づけが説明されているので、読めば日記を書くモチベーションが上がります。
築山さんも「はじめに」か「序章」あたりで人間(というか脳)は意味が感じられないと行動を続けるのが難しい生き物と書かれていました。
だからノートを書く理由づけを明確にして継続するモチベーションをアップさせたい方は一読することをオススメいたします。